2014年10月10日

青森県警 調書津軽弁のままに

今は昔の話になりますが、住民基本台帳制度の導入が批判されているころ、 「じゃあどうやって確実な本人確認するんだよ」 のような議論がありましたが、岩手県滝川村(当時)は違った. 「職員が村民全部、顔覚えてるから大丈夫」 僕も農村の生まれなので、妙に納得しました. ---------– それを思い出すような今回のニュースがこちら、 「じぇんこ出せ」にリアリティー…供述調書は津軽弁のままで 警察の取り調べが妥当だったかを裁判員裁判で証明するために4月から導入される取り調べの一部録画を巡り、取調室で"難解"な津軽弁が飛び交う青森県警は、容疑者らの言い回しを再現する際は供述調書にそのまま記載して読み上げる方針を決めた. 真意を正確に伝える狙いだが、一方で津軽弁では転勤族の裁判員らが理解できないことも予想され、取調官が標準語での言い換えを補足して記載、録画時にも読み上げる. ( 読売新聞 ) 僕も酔っ払ったりテンパったりすると地元の言葉に戻ってしまい、周りをきょとんとさせてしまいます. (画像はイメージです) 青森県警ではこれまで、津軽弁の言い換えなどは取調官に任せていた. しかし、録画の導入を前に調書に津軽弁をどう反映させるかが議論になった. 例えば、 「じぇんこ出せ」(金を出せ)、「うんでもいでまるど」(腕をもいでしまうぞ) などは県外出身の裁判員が理解できない可能性がある. 一方で、真意を変えずに標準語に言い換えるのも至難の業. 傷害事件の容疑者が、「わ、頭さきて、石で殴ってまったじゃあ」と供述したのを、「私は頭にきて、石で殴ってしまったのです」とすると、 「リアリティーに欠ける」 (県警幹部)と悩ましい. 方言というのは実に分かりづらい. そして標準語に逐語訳できないニュアンスがあるのは事実です. 僕の生まれの信州でいうと「ずく」なんかそうですね. ---------– 実はわたくし、津軽に4年住んでおりました. 失礼にあたるかもしれませんが、事実を述べます. 最初は津軽弁が全くわかりませんでした. その後通常の津軽弁であれば聞き取りはできるようになりましたが、酔っ払いやお年寄りの話すことはやっぱり無理. ちなみに喋るほうは最後までダメでした. 史上最強の津軽Web! ルブタン 店舗 初めて行ったときも、歩いてるおじさんに道を尋ねたのですが、おじさんの言うことはほとんどわからず、逆に公園で桜を眺めている海外旅行者の "Oh, cherry blossom is very beautiful." は聞き取れたのだから、変な話、英語より難しかった. ---------– 津軽といえば吉幾三、ということで才能の無駄遣いでシメたいと思います.



Posted by 相原 at 04:48│Comments(0)
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